音楽で生計を立てたいと考える方へ
プロミュージシャンの概念は変わった
「プロ〇〇」「〇〇のプロフェッショナル」とは、〇〇を職業とし、その分野の専門技術と知識を持ち、その技術と知識を用いた社会貢献によって対価を得る人を指す言葉です。つまり「プロ・ミュージシャン」とは音楽を演奏する専門的な技術と知識を持ち、その技術と知識を用いた社会貢献によって対価を得る者になります。
しかし、今日では演奏活動によって得た対価が生活の基盤になっている者はごく一部にすぎません。かつて演奏活動によって得た対価を生活の基盤としていたミュージシャンも、近年ではそれが成り立たなくなっており、もはや「プロ」ではなくなっているのが現状です。
この事実は社会が「プロ・ミュージシャン」に求めるもの、「ニーズ」がすでに変化したことを表しています。
これからのプロミュージシャンとは
これまで社会が「プロ・ミュージシャン」に求めていたことは、「演奏を聴く満足度」を満たすことでした。つまり、ミュージシャンは「演奏を聴かせる」ことを求められ、聴かせるための演奏活動によって対価を得ることができたのです。
しかし現在、社会は音楽を「演奏を聴く満足度」だけに留まらず、「自らが演奏する満足度」をも求めています。これは近年の音楽が文化として成熟し、「ニーズ」が変化した結果なのです。
「演奏を聴く満足度」と「自らが演奏する満足度」の両方を満たすことができる人材、つまり演奏は勿論、“音楽を教えること”が、今「プロ・ミュージシャン」に求められているのです。
GUITARの東大が掲げるプロミュージシャンの定義とは
上記に説明の通り、「プロ・ミュージシャン」の条件とは、「演奏を聴かせること」と「演奏を教えること」ができる人材です。
しかし、この条件を満たしているミュージシャンはごく一部にすぎず、多くのミュージシャンは「演奏を聴かせること」はできても「演奏を教えること」の専門的知識がありません。「ミュージシャン」であっても「プロ・ミュージシャン」ではないのです。
GUITARの東大は、これまで世間一般に認知されてきた「プロ・ミュージシャン」の概念を取り壊し、現在求められている新たな「プロ・ミュージシャン」のあり方を提唱します。
定義1:高度な演奏技術と音楽理論の専門知識を持つ者
ギター教育者になるための公的な資格はありません。つまり、高度な演奏技術や音楽理論の専門的知識がなくても、自分はギターの講師だと言えば誰でもギター教育者になれてしまうのが現状なのです。
しかし、「演奏が上手い」「アーティストとして有名」なだけの“自称講師”はギター教育者ではありません。高度な演奏技術と同時に音楽理論の知識を持ち、それを人に教えられる者がギター教育者であり、プロ・ミュージシャンなのです。
定義2:ティーチングスキルとコーチングスキルを持つ、音楽指導者
ティーチングとは、「このスケールをこのように弾いて下さい」というように、自分が持っている技術や知識などを相手に教え伝えることであり、教える側から教わる側への伝授型指導法です。
これに対してコーチングとは、「このスケールをどのように弾きましょうか?」というように、対話を通じて教わる側が自ら答えを導き出す方法であり、すでに身に付けている技術・知識の応用力、対応力、判断力を高めるための覚醒促進型指導法です。
ティーチングによって個々の技術や知識を教え、コーチングによってその使い道を十人十色に開花させる音楽指導者こそ、プロ・ミュージシャンなのです。
定義3:音楽をビジネス化しマルチスキルで音楽活動が出来ること
マルチスキルマネージメントとは「同時進行で複数の仕事を進める」「一人が複数の異なる仕事内容をこなす」ことです。
従来のミュージシャンはこの真逆で、演奏活動のみを評価対象としたシングルスキルマネージメントの典型です。 演奏活動だけでビジネスが成立していた時代もありましたが、現在それは皆無です。
音楽をビジネス化するには、演奏技術や音楽理論など音楽の基本技能以外に、自己管理能力、経理能力、接客能力、マネージメント能力、などが必要であり、「一人材の価値を高め、人件費を抑制し、一人材の対価を上げる」事のできる人材こそプロ・ミュージシャンなのです。
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当カリキュラムでは、ギターの演奏方法や音楽理論は勿論のことレッスンにおける指導法や接遇、経営などの多岐にわたります。それぞれ専門の担任がつきカリキュラムに沿ってそれらを学んでいきます。
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