リズムの知識4・・・休符
音楽は、メロディーだけでなく、リズムも重要です。そして、リズムよく演奏するためには、音を出す部分だけでなく、音を出さない休符の部分もしっかりと理解する必要があります。今回は、この休符について詳しくご説明します。しっかりと理解して、心地よい演奏ができるようになりましょう。
休符の重要性
楽譜を見ると、音符と休符があります。初心者の方は、音を出さなければならない音符にばかり注目しがちです。しかし、音を出さずに休む部分である休符も非常に重要です。「休む」という漢字ですが、ただ、ボーっと休んでいたら、次の音を出すタイミングがわからなくなってしまいます。
音を出さない部分の長さをしっかりと理解し、その分だけ音を止めなければならないからです。休符の長さを把握できていないと、リズムが悪くなって、聞きづらくなってしまいます。
その後の演奏のリズムが狂ってしまう恐れがあります。また、バンド演奏の場合は、自分が休符を正しく理解せずに演奏すると、他の楽器演奏とタイミングがずれてしまいます。
休符の長さ
休符も音符と同じ拍で数えます。音符と同じように、休符にもいろいろな種類があるので、一つ一つご説明します。まずは、「全休符」です。楽譜の上から二番目の線の下にぶらさがっている記号で、4拍分の長さです。「2分休符」は楽譜の真ん中の線の上に乗っかっている記号で、2拍分の長さです。
「4分休符」は、4分音符と同じ1拍分の長さです。ここからは、休む時間は細かくなります。「8分休符」は4分休符の半分の長さ。「16分休符」は8分休符の半分の長さ。「32分休符」は16分休符の半分の長さ。休む長さによって、休符の表記が変わりますので、しっかりと記号の形と長さを覚えておきましょう。
休符の練習方法
休符の長さの違いが頭で理解できたら、実際に楽譜を見ながらギターを弾いてみて、体感しましょう。休符のところは、楽器を弾きませんが、その長さをしっかりと心で刻み、次の音を出すタイミングを外さないようにする必要があります。ギターの場合は、休符の部分は音を出さずにミュートにして、弦をはじくことにより、休符の長さの感覚を感じることができます。
ミュートとは、音がならないようにして弦をはじくことです。横浜のギター教室では、ミュートを活用するなどして、休符を身に着け、リズムよい演奏ができるようにアドバイスをしています。もし、休符の数え方、タイミングなどの理解に行き詰ったら、気軽にお問い合わせください。