ギター上達法!その31(脱初心者~24)色々なジャンルを聴いてみよう11
エレキギターレッスン・エレキベースレッスン初心者であればこそ聴いておきたいサウンドの1つ、ファンク。今再び隆盛を極めているジャンルです。
一般にはあまり馴染みの少ないジャンルかもしれませんが、ノリとキレの良いサウンドは、ギターの上達する上で欠かせないジャンルの1つです。
ギターテクニックの「カッティング」やベーステクニックの「スラップ」など、ファンクには高度な演奏技術が盛りだくさんです。どのような演奏技術が盛り込まれているのか是非ファンクを聴いてみて下さい。
ファンクを聴いてみよう
ファンク(funk)。音楽が好きという人ならばもちろん知っているジャンルだと思いますが、一般的には、言葉こそ知っているにせよ、どういった音楽なのかは知らないという人も少なくありません。
一般的に馴染みの薄いファンクですが、CMや街中でファンクの音楽が使用されているケースは少なくありません。実は知らないだけで、私たちの日常は案外ファンクに囲まれているのです。
ファンクは「ファンキー」という言葉と語源を同じくし、アフリカ系アメリカ人がルーツであるブラックミュージックを代表するジャンルの1つです。
1960年代にその原型が形作られると、その後はPファンクの黄金時代が到来。その特徴は16ビートをベースとした同じリズムの繰り返しであり、全体的にノリの良い、キレのあるサウンドを重視しているので、ダンスを伴うケースが多いのも特徴的です。
同じブラックミュージックという括りからソウルと混合されがちですが、その違いはファンクの方がリズムに重点をおいた16ビートがベースであるということ、そして反復のフレーズから成り立っている音楽であることなどが挙げられます。
対してソウルはゴスペルが主流であり、ヴォーカルがメインとなる音楽です。キレのあるファンクに比べて、ソウルは耳に残りやすいサウンドが特徴的。
ファンクは1960年代~1970年代に、主に黒人層の支持を取り入れ一時代を築いきましたが、1980年代~1990年代にかけてはニュージャックスイングやヒップホップなどの音楽が隆盛、次第に衰退の一途を辿っていました。
しかしここ最近になって1980年代風の楽曲をヒットさせたのを契機に、再び脚光を浴びているのです。
ファンクはリズムに重点をおくブラックミュージックの中でも、特に跳びの多い、リズムを重視したサウンドが特徴的なジャンルです。一時は衰退しかけましたが、2010年代以降、有名なミュージシャンらの活躍や起用により、再び注目を集めています。
最近では日本でも注目が集まっており、若手のミュージシャンの中にはファンクのサウンドに影響を受け新しい形で曲を作っているミュージシャンも多く、ファンクは今、まさに時代の潮目にいると言えるでしょう。