ギター上達法!その3(脱初心者~1)
バッキングの練習にも慣れてきたところで、ぜひ次のステップとして、「アルペジオ奏法」をやってみましょう!ギターの花形テクニックと言える奏法で複数の音をまとめて弾くのではなく一音一音を弾く方法です。
脱初心者を目指す方のために、横浜で個人レッスンにも対応しているギター教室講師がギター上達法を伝授します。
アルペジオのテクニック
アルペジオとはコードを構成する音を一音ずつ弾くテクニックのことで、綺麗に音が出ると音の美しさが際立ちます。伴奏ではなく、メロディーを弾くというのをイメージするとわかりやすいでしょう。
今回はロックやポップでよく演奏される、押さえているコードをそのまま固定して1弦ずつ弾く、オーケストラハープ的な奏法スタイルのアルペジオを紹介します。
複数弦をまとめて弾くストローク的なバッキングの方法とは違い、押さえた弦を一つ一つ綺麗に音が出るよう弾くためポイントを覚えながら練習していきましょう。
ピックもしくは指の弾き方、弦の押さえ方で良し悪しがはっきりと出ますので、弾き方や押さえ方による音の違いにも興味を持って一番綺麗な音が出る弾き方を身につけていきましょう。
まずは基本のダウンのみのピッキングオルタネイトピッキング(一音ずつアップとダウンを繰り返す奏法)を練習してみましょう。
弾けるようになるまで、根気よく同じところを弾いて次のフレーズに移るようにしましょう。
音をしっかり出すのはもちろん、安定感やリズム感も重要です。なかなかうまくいかなくても、焦りは禁物!まずは注意すべき点を抑えましょう。
・ピックや指(フィンガーピッキング)での弦のはじき方
ピックを使う場合、ピックが弾きにくい角度や位置になっていないか、また均等な力加減で弦を弾いているか確認しましょう。
フィンガーピッキングの場合、手のフォームとしては、親指をしっかりと伸ばすこと、手の甲がぶれないことがポイントです。小指をボディに置くと安定します。
・弦の押さえ方
一音一音のサスティーン(音の伸び)はしっかりとでているか確認しましょう。失敗していると音が切れてしまったり、異音が出たりします。
コードストロークのようなかき鳴らすバッキングスタイルであれば、間違えてもごまかしがききますが、アルペジオは一音一音が目立つのでごまかしがききません。しっかり弦が押さえられるように意識して弾きましょう。
・コードからコードへ移る時、もしくは離れたポジションのアルペジオの音の残し方(アルペジオを弾くときの一番の注意点)
コードからコードへの移動時はどうしても手が離れます。雑に指を離してしまうと音が途切れてしまいます。
うまく最後の音の指を残しサスティーンを確保しつつ、次のコードの最初の音に指を合わせることによって、途切れ感がなく、自然に曲が流れるように奏でることができます。
アルペジオ練習では一音ずつ弾けるようになったら、複数音を同時に弾けるようどんどんステップアップし、音を楽しむことができます。ですので、緊張感と丁寧さを持ちながら演奏していくとよいです。
おすすめの練習曲
おすすめのアルペジオフレーズは、クラシックギターの定番曲「禁じられた遊び」です。
指弾きの曲で、難易度も中級者クラスでしょう。
アコースティックギターや、エレキギターでも練習はできるので、コードをしっかりと押さえ込むコツと、弦の弾き方による音の違いを理解しながら練習を続けてみましょう。
ギターは弾いて音を出すものですが、真の花形ギタリストはギターを歌わせて聞き手を魅了します。しっかりと基礎を固めて、上級者を目指していきましょう。
わからないところがあったら、ぜひ横浜のギター教室で個人レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。しっかりサポートしていきます。