ギター上達法!その10(脱初心者~8)スケール知識向上
ここではギター演奏に欠かせない「スケール(音階)」についての解説をしていきたいと思います。
スケールをマスターしていくことで、音や演奏技術、ジャンルの幅も広がり、ギタリストとしての大きな成長につながります。
この機会にまだ使ったことのないスケールを使ってみてはいかがでしょうか。
スケールに関してよく聞くのが「音階やフレットのポジションを全部覚えなきゃいけないの?」といったお声ですが、音階やポジションを覚えるのではなく、曲ごとにフレーズを弾く際、もしくはフレーズを作る時に使えるガイドラインとして考えていただければと思います。
まずは代表的なスケールとそれをもとにした、記号や意味をご紹介します。
メジャーペンタトニックスケール
メジャーペンタトニックスケールは、メジャースケールの4, 7番目の音を除いた5音から構成されるスケールです。ギタリストにとって一番メジャーなスケールで、ブルース、ロックシーンでギターソロを弾くには欠かせない音階です。
ではスケールの覚え方をCメジャースケールをもとにお話していきます。
・見本画像(見本1のようなもの)下記画像を作成しましたが、いかがでしょうか?
ギターフレットで書くとこのような位置になります。ただ数が多すぎるためにブロックごとに分けて慣れていくのが良いでしょう。
このガイドを使い、自分のフレーズをブロックごとに作ってみましょう。
次にCメジャースケールを音階順に数え、4番目と7番目の音を除く計5音を抜き出します。この抜き出した5音が音階に並べられたものをCメジャーペンタトニックスケールと呼びます。
【Cメジャースケール構成音】
C D E F G A B
【Cメジャーペンタトニックスケール構成音】
C D E G A
さて、これを今度は専門的な記号でCメジャーペンタトニックスケール全体での構成音を表してみましょう。
Root M2/9 M3 P5 M6/13
という記号であらわすことができます。
元の音Root(ルート)を1音目として、メジャーペンタトニックスケールがどの音階で構成されているかを表す記号です。
P1:Perfect 1st(完全1度)Root、Tonicなど。
M2:Major 2nd(長2度)
M9:Major 9th(長9度)
M3:Major 3rd(長3度)
P5:Perfect 5th(完全5度)
M6:Major 6th(長6度)
M13:Major 13th(長13度)
この記号はスケールを解説していくうえで何度も出てきますので記号の意味を次回から説明していきます。