ギター上達法!その5(脱初心者~3)
ギター教室に通っていてもなかなか初心者から抜け出せずに悩んでいる方も少なくありません。横浜のギター教室では個人レッスンでの上達法以外にも、普段の生活の中でもできるトレーニングをご紹介しています。プロのミュージシャンも行なっているトレーニングなので、ぜひ実践してみてください。
ギターを弾く上で最も重要なのは指の筋肉です。初心者がまず躓いてしまう部分に、コードを押さえようとしても指が思うように動かず弦を押さえられなかったり、動かす指と他の指が一緒に動いてしまったりすることが挙げられます。指を使用する楽器は指の握力と柔軟性で上達が左右されるため、鍛えることが初心者から抜け出すための第一歩となります。
指を効率良く鍛えるためにはバリグリップという器具が効果的です。握力を鍛える器具に似ていますが、各指を動かせるような仕組みになっているので、握力だけでなく指の筋肉もしっかり鍛えることができます。全部の指を一気に動かして握るのではなく、人差し指から中指、薬指、小指の順番に速く動かすことをまず意識しましょう。
1本の指でグリップを押さえる際は30秒から40秒程押し続けて離すことも意識し、これらの動作に慣れてきたら押す指の順番をバラバラに変化させていくと効果的です。バルグリップは横浜の楽器屋さんでも販売しており、価格もそれ程高くないのでぜひ試してみてください。
指の筋肉を鍛えることは大切ですが、鍛えているだけではギターは上達しません。指がしなやかに動くためには柔軟性も重要であり、これを磨くためには鍛えるだけでなく入念なストレッチを行ない、固くなった筋肉をほぐす必要があります。初心者は特に薬指と小指が一緒に動いてしまう傾向にあるので、個人レッスンでもストレッチを取り入れて、指が動くように指導しています。
ストレッチを行なって器用に動かせるようにしていきましょう。簡単なストレッチの方法は、まず、ストレッチしたい1本の指をもう一方の片手でしっかり握り、指を棒のように固定します。握られた手の中の指を曲がる方向と反対に少し反らすように力を入れ、30秒間その状態を保ちます。
この時、あまり反らし過ぎると指を痛めるので注意が必要です。次は逆に指が曲がる方向に力を入れてまた30秒間その状態を保っていきます。これをすべての指で繰り返し行なった後、ストレッチしたい1本の指以外をもう片方の手で握ってしっかり固定します。
固定していない1本の指を曲げて握るように30秒間保ち、またこれをすべての指で行なっていきます。トレーニングとストレッチを1ヶ月続けることが上達への道に繋がっていきますので、しっかり行なっていきましょう。