ギター上達法!その35(脱初心者~28)色々なジャンルを聴いてみよう15
ギター教室にはギターを始めて間もない初歩の方、さらなるステップアップを目指す経験者の方、プロを目指す方、趣味として楽しまれている方など様々な方がお越しになられます。
あらゆるジャンルを幅広く聴かれる方や一つのジャンルをとことん学んでいく方など、ギターへの取り組み方も様々です。皆様はどのようなジャンルが好みでしょうか?
是非好みのジャンルをたくさん聴いてください。たくさん聴くことで新たな発見があり、新たな発見は技術や知識となり、技術や知識はギターの上達につながります。
今回は現代ロックが好きな方には特にお勧めのジャンル、ミクスチャーロックについて解説していきたいと思います。ミクスチャーロックは文字通り様々なジャンルがミックスされた音楽ですので、演奏面のみならず音楽的にもあらゆる要素が含まれており、とてもお勧めなジャンルです。
ミクスチャーロックを聴いてみよう
ミクスチャーロックは実は和製英語で、海外では「ラップロック」「ラップメタル」と呼ばれています。そのため、海外でこのジャンル名を言っても通じる事は無いかもしれません。
一般的なサウンドのカテゴリーとしてはロック・メタル・パンクミュージックに、ヒップホップなどのブラックミュージック系のラップを組み合わせたスタイルのサウンドの事を指します。特にメタル系の激しいサウンドにラップ調で歌詞を乗せるスタイルは、90~00年代に人気を博しました。
もともとはオルタナティヴ・ロックムーブメントの中で生まれたジャンルの1つで、始めこそそこまで大きなムーブメントはありませんでしたが、90年代以降、人気バンドがこぞって取り入れることで人気に火が付きました。
このムーブメント以降、バンドサウンドにラップを取り入れることが一般的になっていきましたので、「あれがミクスチャーロック」だったのか、と思い当たる曲を知っている方もいらっしゃるかもしれません。
音楽のジャンルの中でも幅が広いと言われるミクスチャーロックのサウンドは、パンク、ロック、メタルが元になっています。そのため、ギターリストを目指す人も、このミクスチャーロックのサウンドに憧れを抱いてギターを始めた方も少なくないのではないでしょうか?
ギター教室のエレキギターレッスンでも幅広い音楽の知識はとても参考になりますので、ミクスチャーロックからもいろいろな刺激を吸収して、自分のサウンドに生かしていきましょう。