ギター上達法!その33(脱初心者~26)色々なジャンルを聴いてみよう13
今回はギターが主役のジャンル、メタルについて紹介していきたいと思います。メタルは1970年代にハードロックから派生したといわれています。音楽だけではなくファッションやステージパフォーマンスまで確立され、近年では最も発展した代表的な音楽ジャンルと言えるでしょう。
メタルを聴いてみよう
メタルロック、ヘヴィメタルサウンドなど、メタルと呼ばれるジャンルには様々な種類があり、メタルと一言では言えないほどの奥行きのある音楽が存在しています。このメタルというジャンルは、もともとはハードロックから派生したジャンルだと言われています。
メタルという名の通り、金属のような硬くて直線的で攻撃的な音源を主とし、またその音源を主軸として用いる音楽ジャンルです。
楽器編成は一般的なロックバンドと同じ編成で、ギター、ベース、ドラム、ヴォーカルを主軸にし、これにキーボードも加わることもあります。
バンド内にギタリストが二人いることが多く、リズムギターとリードギターに担当を分けたり、交互にリードギターを弾いたり、また両パートとも同じリフを弾いてサウンドの重さを強調するなど、曲調によって役割が異なります。
メタルミュージックではハードロック同様にサウンド的にも見せ場的にもギターが中心となること多く、結果、速弾きなどの技術の進化やエフェクターなどの音楽機材の進化と多様化に多大な影響を与えたとも言われます。
メタルミュージックはエフェクターやギターアンプのノイズの魅力を存分に感じられるうえ、それに加えたギターやベースのテクニックなど、他のジャンルとは一線を画すような世界観を感じることのできるのが魅力の一つです。
メタルのサブジャンルを見ていくと、ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル、スラッシュメタル、北欧メタル、メロディック・スピードメタル、ネオクラシカル・メタル、プログレッシブメタル、デスメタル、ブラックメタル、ドゥームメタル、オルタナティブメタル、メタルコアなどその他にもたくさんあります。
いずれも激しく重いサウンドが特徴ですが、スピード感を重視するメタル、低音感等で重さを重視するメタル、メロディー感を重視するメタルなど、サブジャンルごとにもそれぞれの特徴が見られます。これはその他のジャンルにも言えることですが、しっかりと1つのジャンルを聞くことで、その特徴を感じることが出来るようになります。
最初からメタルというジャンルを学ぶというのは、ややハードルが高いかもしれませんが、運指技術やピッキング技術等の技術的な面はもちろん、エフェクターやアンプ等の機材コントロールなど、知識的な面も学べることが非常に多いジャンルです。これを機会にメタルミュージックを聴いてみてはいかがでしょうか。