ギター上達法!その17(脱初心者~11) ダイナミクスを付けよう
今回はダイナミクスについてお話ししたいと思います。ダイナミクスとは「音量の強弱」です。効果的なダイナミクスは、楽曲や演奏にメリハリを出し、表現豊かになります。
ダイナミクスは抑揚を付けるための代表的な表現方法の一つですので覚えておきましょう。
それでは、コードストロークにダイナミクスを付けてみましょう。
【ピックの持ち方で音量をコントロール】
ピックを強く握ればピックが弦に当たった時のアタックが強くなり音が大きくなります。全てをダウンピッキングでストロークし、「③」のピッキング時のみピックを強く握ってストロークをしましょう。
「③」にアクセントが付くことによって、全体のダイナミクスを確認しましょう。
1 2 ③ 4 1 2 ③ 4
ダイナミクスが付かない場合は「1」「2」「4」のピッキング時に、ピックの握る強さを緩めることを意識してみましょう。
また、アクセントを付ける際にストロークの振り幅が大きくなってしまうことがありますが、ストローク時の腕の振り方に癖を付けるのを避けるため、練習時では「1」「2」「③」「4」全てのストロークを同じ振り幅にするように意識しましょう。
次にアップピッキングを入れたストロークパターンでも同じようにダイナミクスを付けてみましょう。
「1」「2」「③」「4」=ダウンピッキング
「&」=アップピッキング
1 & 2 & ③ & 4 & 1 & 2 & ③ & 4 &
ピックを握る力加減のコントロールのタイミングが難しくなりますが、ゆっくりなテンポから練習しましょう。
譜面上の強弱は次のように表記されます。
また、その音だけ強いことを表す「>」は、アクセント記号として譜面上に表記されます。