ギター上達法!その14(他の楽器を知ろう~2)
今回も前回に引き続き、ギター以外の楽器について触れていきたいと思います。
バンドサウンド・リズムを作る心臓部といわれている「ドラム」にはどんな役割があるのか?!に焦点を当ててお話していきましょう。
ドラムの構成と役割
ドラムは他の楽器のように一つの楽器だけではなく、演奏者が叩いて演奏する複数の打楽器の総称を表します。
複数の打楽器の中でも主要とされるのは、バスドラム、スネアドラム、タム、ハイハット、
ライドシンバル、クラッシュシンバルになります。
・バスドラム
通称「バスドラ」「キック」「ベードラ」などと呼ばれます。一番大きく、重要なドラム3点の一つで、低音を担当する打楽器です。
・スネアドラム
通称「スネア」。ドラムセット三点セットの一つで、リズムや曲調が単調にならないようアクセントをつけるために利用します。ドラムセットの中でも1番表現力のある打楽器です。
・ハイハット
「ハット」と略されることもありますが、だいたいがハイハットと呼ぶことが多いでしょう。
バスドラ、スネアと同じく、ドラムセット三点セットの一つです。
特徴はその叩く回数の多さです。楽曲全体のリズムをキープするためのメトロノームのような役割をします。
・タム
演奏者の横、バスドラムの上についている割と小さめの太鼓です。
横にあるものを「フロアタム」、バスドラの上についているものを「ロータム」「ハイタム」といいます。
それぞれに音程があり楽曲のリズムや雰囲気の色付けに使われます。
・クラッシュシンバル
通称「クラッシュ」。
一般的に演奏者の右手に低い音、左手に高い音のなるクラッシュシンバルをセットします。
楽曲の一番盛り上がるポイントにさらにアクセントをつけたい時などで使用します。
ドラムセットの中では一番音量がでる楽器です。
・ライドシンバル
通称「ライド」。演奏者の右側にだいたいセッティングします。
楽曲の雰囲気に合わせ、叩き方を変えて色々なパターンの役割と音を出すことができます。
ドラムの役割とは
打楽器であるドラムは他のパートのように、音階がある楽器ではない為、フロントマンのような華を出すことが難しいでしょう。
他のパートと違うところは、音階ではなくリズムを創り出すことができるということです。
ドラムが創り出すリズムによって、楽曲のグルーヴ感、雰囲気などが全く違う世界観のものになります。演奏自体の土台の役割もあるため、楽曲に色を付けることもできる非常に重要なポジションです。
そして、そのポジションであるが故、ドラマーは視野を広く持たなければいけません。
誰よりもバンド全体を見て聞いて、適切な判断をしなければいけません。
いわば、バンド全体の司令塔の役割を担っています。