脱・初心者コード!複雑なテンションへの架け橋となる「3ノートヴォイシング」

ギターを始めて最初に覚えるローコード(オープンコード)や、誰もが一度は苦戦するバレーコード。これらを一通り押さえられるようになり、7th(セブンス)コードもなんとなく指に馴染んできた……という段階に達すると、次にどんなコードを学べばいいのか迷ってしまう方は少なくありません。
「もっとジャジーで大人っぽい響きを出したい」「お決まりのコード弾きから抜け出して、ワンランク上の伴奏をしてみたい!」
そんな方が次に進むべき、ギタープレイを劇的に進化させる重要なステップが、今回ご紹介する「3ノートヴォイシング」です。
これまでのコードとは何が違う?「異質」とされるその構造

オープンコードもバレーコードも、基本的には「たくさんの弦を鳴らして音に厚みを出す」というアプローチが中心でした。しかし、3ノートヴォイシングはそれらとはまったく異質なものです。
最大の特徴は、その名の通り「3つの音(弦)しか鳴らさない」という極限まで削ぎ落とされたシンプルな構造にあります。
具体的に何が異質なのかというと、コードの厚みを支えるはずの「パーフェクト5th(完全5度)」という音がすっぽりと抜けている点です。
ギターの一般的なコードフォームでは、ルート(根音)に対して5度の音が重なることで力強い響きを作りますが、3ノートヴォイシングではこれをあえて省略します。鳴らすのは「ルート、3度(メジャー/マイナー)、7度」の3つだけ。5度を抜くことで、コードの「明るい・暗い(3度)」や「セブンスの緊張感(7度)」といった、そのコードのキャラクターを決定づける重要な成分だけが鮮明に浮かび上がってくるのです。
6弦ルートと5弦ルートで覚える基本のフォーム
この3ノートヴォイシングをマスターするには、まず「6弦ルート」と「5弦ルート」の2つのパターンで、以下の3つのコードフォームを整理するのが基本となります。
●6弦ルート:メジャー7th ⇒ ドミナント7th ⇒ マイナー7th
●5弦ルート:メジャー7th ⇒ ドミナント7th ⇒ マイナー7th
一見、音が3つしかないので物足りなく感じるかもしれませんが、アンサンブルの中で鳴らしたとき、驚くほどスッキリとした、知的で洗練された響きを演出することができます。
なぜ重要?テンポの速い「テンションコード」への架け橋
「なぜわざわざ音が少ないコードを覚え直す必要があるの?」と思うかもしれません。実は、この3ノートヴォイシングこそが、その後に待ち受ける「テンションコード(9thや13thなどが加わった複雑なコード)」を学ぶための絶対的な土台になるからです。
ギターは使える弦が6本しかありません。5度を含んだ重厚なバレーコードの形のまま、さらにテンションの音を足そうとしても、物理的に指が届かなかったり、弦が足りなくなったりしてしまいます。
しかし、あらかじめ5度を抜いた「3ノートヴォイシング」をベースにしていれば、空いている指や余っている弦を使って、いつでも自由にテンションの音を付け足すことができるようになります。
逆に言えば、「3ノートヴォイシングという土台なしに、テンションコードを実践的に学ぶことは極めて困難である」とも言えるのです。
動画で3ノートヴォイシングの響きをチェック
実際に指がどのように3つの音を選び、パーフェクト5thを抜いた響きがどれほど洗練されているのか。実際のフォームや手の動きのディテールについては、動画にてサプリメント的にご確認いただけます。
⚫︎フィジカル&ナレッジ法で、コードの「形」から自由になろう
「バレーコードの形から抜け出せず、プレイがワンパターンになっている」「テンションコードに挑戦したいけれど、押さえ方が複雑すぎて覚えられない」とお悩みなら、それはコードの構造をシンプルに整理する『ナレッジ(知識)』と、不要な弦を瞬時にミュートして3音だけを正確に鳴らす『フィジカル(身体操作)』の連携がまだ上手くいっていないからかもしれません。
ジャズやポップスのバッキングで本当に役立つコードアプローチを基礎から確実に身につけたい方は、横浜のギター教室「ギターの東大」にお任せください。
当教室では、3音を確実にコントロールする手の形や無駄のない運指を体得する「フィジカル」面と、なぜその音を抜くのかという音楽理論的な背景を脳で深く納得させる「ナレッジ」面を組み合わせた、独自の「フィジカル&ナレッジ法」によるレッスンを行っています。
【ギターの東大・スタジオ紹介動画】
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神奈川県横浜市南区永田東3-16-5 アダチ音研ビル
演奏技術と音楽理論を一緒に学ぶ「フィジカル&ナレッジ法」をもとに、ほかのギター教室ではなかなか受けられない高品質なレッスンを提供しています。約1,000種類の中からオリジナルの教材をファイリングしていく、パーソナルファイリングシステムも特徴の一つです。
個人練習スタジオ・各種ギターの無料貸出やテーマ別無料グループレッスンなど、会員特典も充実しています。「ギターの東大」に興味がございましたら、まずは無料体験レッスンに申し込んでみましょう。
一般的な体験レッスンと異なり、無料体験レッスンの時点で専用のカリキュラムをお渡しします。レッスンの音源や使用したテキストも持ち帰れるため、自宅でもレッスンの復習が可能です。
また「ギターの東大」にはオンラインレッスンも実施しています。遠方にお住まいで横浜まで通うことが難しい場合や、お仕事や学校などでお忙しい方は、是非「ギターの東大」のオンラインレッスン「オンラインレッスンZ(ゼット)」を受講してみてください。
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【TEXT:アダチ音研・GUITARの東大 編集部】








