ギターの独学は何から始める?練習のステップを解説
ギターを独学で練習する場合、いったい最初は何から始めればいいのでしょうか。この記事では、初心者が独学でギターを始める際に必要な知識をご紹介します。詳しい練習ステップやデメリットについても触れるので、読了後は、演奏を上達させるためのコツが理解できるでしょう。「ギターを独学で始めたいけど何から始めればいいのかわからない」という人は、ぜひチェックしてください。
ギターの独学は何から始める?
独学でギターを始める場合、何から始めるべきか迷う人が多いと思いますが、まずはコードを覚えることから始めましょう。基本的なコードを10個ほど覚えたあとは、初心者向けの楽曲に合わせてコード弾きの練習をしてみてください。初心者向けのおすすめコードは、以下の通りです。
C、D、Dm、E、Em、F、G、A、Am、Bm7
上記のコード弾きを練習することで、「リズムに合わせてストロークを行う」「力を入れ過ぎずにピックを持つ」「正しくコードを押さえる」というポイントを学べます。これからギターを練習する上で求められる、基礎的なスキルを鍛えられるでしょう。
独学でのギターの練習ステップ
次に、独学でギターを練習する際の具体的なステップを解説します。
ステップ① コード弾き
まずは、基本的なコード(C、D、Dm、E、Em、F、G、A、Am、Bm7)を覚えて、コード弾きの練習を行います。
・弦をきれいな音で鳴らす
・スムーズな運指を心がける
・譜面通りのリズムでストロークを行う
丁寧にコード弾きの練習を行い続けると、上記のような基礎技術が身につきます。ただ、独学で練習する際は、自分のフォームや弾き方をチェックしてくれる人がいません。よって、定期的に自分の姿や鳴らす音を確認しながら練習しなければなりません。
ステップ② 自分の好きな曲を練習する
ある程度基本的なスキルが身についたあとは、自分の好きな曲を練習してください。初心者向けではない楽曲を選んだ場合は、難しいコードを追加で覚えたり、細かなリズムでバッキングを行ったりすることになるでしょう。好きな曲を練習していくうちに、ハイレベルな技術を少しずつ覚えていきます。
ステップ③ ギターソロを覚える
次に、ギターソロを練習しましょう。複雑なギターソロや単音ピッキングは、基本的なスキルを伸ばしてからでないとうまく弾きこなせません。何度も繰り返して同じフレーズを練習し、身体にフレーズそのものを覚えさせる必要があります。
しかし、独学だと第三者からの指導やチェックを受けられません。客観的な目線で自分の弱点を見つけるためには、自分で弾いたギターソロを録音することが重要です。その後、うまく弾けていない部分を修正しましょう。
ステップ④ 人前での演奏の練習をする
コード弾きからギターソロまで問題なく弾けるようになったら、人前でギターを演奏する練習を行ってください。たとえば、ライブハウスへの出演や、友人の前で披露することなどが例に挙げられます。
どんなにスキルがある人でも、人前では緊張してうまく弾けなくなるものです。自分一人で練習しているだけでは味わえない緊張感を味わうと、ギタリストとしての経験値を高められます。
独学でギターの練習を始めたとしても、最終的には誰かに演奏を見せる必要があるということです。
ギターの独学のデメリット
ここからは、独学でギターを練習するデメリットを3つ取り上げて解説します。
デメリット① わからないことを質問できない
1つ目のデメリットは、うまく弾けない部分やわからない部分を誰かに質問できないことです。インターネットで情報を調べることはできますが、その内容が合っているかどうかは断言できません。これに対して、ギター教室なら、その場で講師に質問ができます。
デメリット② 上達スピードが遅くなる
2つ目のデメリットは、上達スピードが遅くなることです。独学では自分の弱点をすぐに見つけられないため、技術の習得に時間がかかります。ギター教室のように明確なカリキュラムも用意されていないので、効率の悪い練習を行ってしまうでしょう。
デメリット③ 飽きやすくなる
3つ目のデメリットは、練習に飽きやすくなることです。講師からほめられる喜びや、同じ目標に向かって頑張る仲間の存在もないため、練習のモチベーションが続かないのです。うまく弾けない部分が出てきた時は、そのまま練習の意欲が消え失せる恐れがあります。
上記のデメリットが気になる人は、初心者のうちからギター教室に入った方がいいでしょう。「すぐに講師に質問できる」「スピーディーに上達できる」「挫折せずに練習を進められる」といったメリットを享受できるからです。
独学でギターを始めるなら
今回は「ギターの独学は何から始めるべきか」をテーマに解説しました。独学でギターを練習することは、不可能ではありません。しかし、「わからないことを質問できない」「上達スピードが遅くなる」「飽きやすくなる」といったデメリットが存在します。もしも早く確実にギターを上達させたいなら、独学よりもギター教室に通った方がいいでしょう。
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