【ギター】オクターブ奏法の基本とコツ!練習方法も紹介
ギターのオクターブ奏法が苦手な人はいませんか? オクターブ奏法は、サウンドの厚みを一気にアップさせる重要テクニックです。この記事では、そんなオクターブ奏法の基本情報をまとめて解説します。うまく演奏するコツや実際の練習方法など、すぐに実践できる知識もご紹介するので、最後まで読めばオクターブ奏法をマスターする日が近づくでしょう。ギターを始めたばかりの人や、もっと自分の技術力を高めたい人は、ぜひ参考にしてください。
ギターのオクターブ奏法とは?
まず、ギターのオクターブ奏法がどんな演奏技術なのか、おさらいしておきましょう。
オクターブ奏法とは、2本の指を使って、ルート音と1オクターブ離れた音を同時に弾く奏法のことです。音に厚みが増し、表現力豊かなメロディーを奏でることができるでしょう。一般的に、1つ分の弦を飛び越えた2本の弦を使って演奏するため、真ん中の弦はミュートすることがポイントです。
アコースティックギターでも役立つテクニックですが、エレキギターで主にみられる奏法です。もともとはジャズで多く演奏されてきた奏法であり、ジャズギタリストのウェス・モンゴメリーが愛したことで世界的に有名になりました。現在は、ロックやポップスにおけるギターソロでよく使用されます。ギタリストが1人しかいない場合も、オクターブ奏法を使えば、人数が気にならないほど充実したサウンドが作れるでしょう。なお、フレーズ全体を通してオクターブ奏法を使って演奏する場合は、指の移動も2倍になるため、難易度が高まります。
オクターブ奏法の基本
次に、ギターのオクターブ奏法の基礎的な情報をまとめました。やり方がいまいちわからない人は、ここから勉強してみましょう。
1オクターブ上を演奏することで、クールな響きに
オクターブ奏法を使用すると、ただ単音で弾いた時よりも、厚みのある音が出せます。演奏方法は、弦2本分のフレットを押さえながら、任意のリズムで弦を弾くだけであり、とてもシンプルです。
指の押さえ方は2種類存在
指の押さえ方は、全部で2種類あります。まず1つ目は、人差し指と薬指を使った方法です。押さえるべきフレットをしっかりと押さえたあと、人差し指と中指を使って真ん中の使用しない弦をミュートしてください。場合によっては、人差し指を軽く寝かせて使用しない弦に触れておくこともあります。
2つ目は、人差し指と小指を使った方法です。小指を使ってフォームをつくると、手全体のポジションをいちいち変えずに済むため、スムーズに演奏できます。ミュートする際は、中指と薬指で低音側の弦を、寝かせた人差し指と小指で高音側の弦を軽く触れさせてください。
基本的な押さえ方はこの2種類ですが、ほかに押さえやすい方法がある人は、そちらを試してみても大丈夫です。
弦を弾く方の指はストロークかピッキング
フレットを押さえたら、弦を弾くほうの指を使って音を響かせてください。一般的に、2種類の方法で演奏します。まずは、アコースティックギターでよく使うオルタネイトストロークです。ダウンストロークとアップストロークを繰り返し、狂いのないリズムを意識しましょう。
もう1つは、ピッキングです。ピックを使う場合と指を使う場合があり、楽曲によっては「ピックで低音側の弦を弾き、指で高音側の弦を弾く」というテクニックも存在します。それぞれ音の響きが変わってくるので、自分の好きな弾き方を模索してみましょう。
パワーコードとの違い
オクターブ奏法とよく似た奏法に、パワーコードがあります。2つとも、2音を同時に弾く方法であることは類似していますが、出す音の高さが異なっています。
パワーコードとは、ルート音と5度の2音を同時に弾く奏法のことです。パワーのある音を出せるため、ロックやメタルで大いに重宝されています。これらをうまく組み合わせて演奏できるようになると、ギタリストとしてのスキルがワンランクアップするでしょう。
オクターブ奏法のコツ
次に、ギターのオクターブ奏法のコツについて解説します。うまく弾けない人も、コツさえつかめば適切な演奏ができるようになるでしょう。
指板の位置に気を付ける
フレットを押さえる手は、指板の位置に気を付けて演奏してください。使用する位置は、2種類しかないからです。6弦と4弦、5弦と3弦を押さえる場合は、1フレット分の空間を開けます。しかし、4弦と2弦、3弦と1弦を押さえる場合は、2フレット分の空間を開けてください。
ミュートは確実に行う
オクターブ奏法は、必要な2音のみを響かせるテクニックです。よって、ミュートの質が音の質を決めるといっても過言ではありません。どれだけポジションを流れるように変化させても、雑音をたくさん出していたら、魅力的なサウンドにはなりません。ミュート可能な指を使って積極的に弦に触れ、確実にミュートを行ってください。
ただし、ミュートは初心者にとっては習得に時間がかかります。もしうまくコツがつかめない場合は、ギター教室などに通ってみましょう。専門家の指導を受けた方が、スピーディーに課題を克服できる可能性があるからです。
オクターブ奏法の練習方法
ギターのオクターブ奏法を習得するためには、毎日地道な練習が必要です。ここでは、練習時に活用できるオクターブ奏法練習動画を取り上げます。
Octave Technique
上記の動画では、アコースティックギターを使ったオクターブ奏法の例を紹介しています。少しずつ高音に移動しながら、ストロークを実施。その後、ギターソロとしてムーディーなフレーズを演奏していきます。ただでさえかっこいいフレーズが、オクターブ奏法のおかげで音が厚くなり、聴きごたえのあるものになっていることがわかるでしょう。
押さえるフレットは1コードにつきたった2つのみなので、動画の内容をそのままコピーすることも難しくありません。どのフレットを押さえればいいのか、自分の目で確認してスコアに落とし込むのも大事なトレーニングになります。耳コピ力を鍛えるためにも、ぜひトライしてみてください。なお、慣れてきたら音階を自分好みのものに変更して、オリジナルの練習用フレーズを作ってみるのもおすすめします。
ギターのオクターブ奏法をマスターするなら
オクターブ奏法は、ギターのサウンドに存在感を与えるためには重要なテクニックです。ミュートの実施や指板の位置に気を付けながら、美しい音が出せるように意識することがポイント。初心者はマスターするまでに時間がかかるかもしれませんが、一度覚えたら一生使えるほど、役立つ場面が多い奏法でもあります。今回ご紹介した基本情報をしっかりと頭に入れて、オクターブ奏法に自信があるギタリストを目指してください。
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