細い弦のメリット、太い弦のメリットとは!?
同じギターやベースでも弦の太さによって実は音色は変わってきます。弦の種類も複数あり、ギターを始めたばかりの方は自分に合う弦を色々試していく必要があります。初心者の方が迷ってしまう弦の選び方も横浜のギター教室では初心者の方にもわかりやすいように解説していきます。様々な弦を試す前に、まずはどのように音色が変わるのか、細い弦と太い弦の違いなど知っていきましょう。
弦の太さによって変わる音色
ギターの音は素材と太さに左右されます。ギターの弦の太さはゲージと呼ばれ、直径をインチで表しています。太さによって「ライトゲージ」「スーパーライト」「エクストラライト」「ミディアム」「ヘヴィケージ」などに分類されています。エレキギターの6本の弦はそれぞれ太さが異なり、基準のライトでも1弦は0.10で6弦は0.46となっています。この太さの違いにより高音と低音を作り出し、音楽を奏でることが可能となっています。
弦が細くなると音も細くなるため、繊細なサウンドに向いており、弦が太くなると音も太く力強くなっていくので、演奏したい音楽ジャンルやスタイルに合わせて弦の太さをカスタマイズしていくことになります。
ライトより一回り太いミディアムはブルースやジャズに向いており、ライトより二回り太さが異なるヘヴィケージは力強いサウンドに向いているため、メタル系で使用されています。ギターに慣れてくると細い弦に少し物足りなさを感じる人も多くなっていきますが、ライトがポピュラーな弦の太さとなっているので、初心者の方はまずは基準のライトから始めるのが良いでしょう。
この太さに合わせて素材も選んでいくことになりますが、ギターを始めたばかりの方にはバランスの良いニッケル弦でまずは弦に慣れていくことが重要です。
細い弦のメリット
初心者にライトやスーパーライトなどの細い弦をオススメする理由に、弦の押しやすさが挙げられます。弦にまだ慣れていない初心者が弦を上手く押さえられずに躓いてしまうことは少なくありません。練習を重ね、指の皮が厚くなってくると太い弦も押さえられるようになりますが、その段階に行くまでに心が折れてしまう人も多くいます。そのため、まず最初は指に負担が少なく押しやすい細い弦から練習していきましょう。
ライトより細い弦がスーパーライトで、スーパーライトより細い弦がエクストラライトになります。エクストラライトは力の弱い女性でも押しやすく、練習できる利点があります。
押しやすさを重視するならスーパーライトかエクストラライトと覚えておきましょう。太い弦に比べ音が頼りないと感じることがありますが、音が細い分繊細な音楽を奏でることに向いています。
プロの方でも細い音の方が好みで使用している人も多くいるため、必ずしも太い音が良いというわけではありません。ライトは音がはっきりしていて、バランスが良く万能なので、どの音楽ジャンルにも合うのが特徴です。弦に迷った際にとりあえず選んでおけば安心できる点は細い弦のメリットと言えるでしょう。
太い弦のメリット
太い弦は力強い音を出せることがメリットとして挙げられます。ライトよりも一回り太いミディアム、二回り違うヘヴィゲージが太い弦に該当し、音量がある低音でパワフルなサウンドを奏でることができるのが特徴です。音楽を奏でる際に要となっているベースでは、低音でパワフルな音が必要なため太い弦を使用することが必然と多くなります。ただ、弦に慣れていない初心者にとっては太い弦は注意点がいくつかあります。
太い弦は上手く音を出すために力が必要となり、指への負担が多くかかります。そのため、指の皮が厚くなければ押さえにくく、初心者は上手く演奏できない人も少なくありません。無理して弾き続けると指の皮がボロボロになったり、無駄な力が入ってしまい押さえるフォームに変な癖がついてしまったりします。
細い弦から慣れていき、適切に段階を踏めば太い弦でもしっかり押さえることができるようになるため、焦らずに無理をせず練習を重ねていきましょう。また、太い弦は張力が大きいため、ネック反りを起こしやすくなる傾向にあります。
ネックの調節ができるようになるまでは、太すぎない弦で練習するのがオススメです。太い弦は初心者には扱うのは難しいですが、ブルースやジャズ、メタルなどと相性が良いため、慣れていけば演奏できる音楽の幅も広がっていくことでしょう。
細い弦と太い弦にはそれぞれの良さがあります。強くパワフルなサウンドを奏でることができるからと言って、太い弦が必ずしも良いわけではありません。音楽に多くのジャンルがあり、人も好みもそれぞれ異なっているため、弦の選び方も千差万別です。自分に合う弦を選ぶことが重要ですが、適切な弦を選ぶためにもまずは基準となる弦に慣れることが初心者には求められます。
標準のライトゲージで練習を重ね、他の太さの弦を試したりしましょう。演奏したいジャンルがあれば、それを目標に太さの違う弦に挑戦してみるのも良いでしょう。横浜のギター教室では、無理せずにギターを続けられるようレッスンを行っていきます。気軽に相談してみてください。
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