ギター上達法!その43(脱初心者~36)色々なジャンルを聴いてみよう23
横浜のギター教室ではギターの更なる上達のために、ギター練習だけではなく別の観点からの個人レッスンも行なっています。初心者から脱するための方法として、色々なジャンルの音楽を聞くことはとても効果的です。今回はロック音楽のスタイルである、ロカビリーについて学んでいきましょう。
ロカビリーを聴いてみよう
ロカビリーとはR&Bとカントリーが融合してできた、ロックンロールの中に分類される音楽カテゴリーであり、元々はバップやジルバといったダンスを踊るための音楽でした。ロックンロールの中でもカントリー寄りの音楽をロカビリーと呼びます。ロカビリーの元となっているカントリーは、メロディとハーモニーがシンプルで覚えやすいフォークミュージックであり、高度な音楽的スキルなど必要ないのが特徴です。
この音楽とダンスミュージックであるR&Bが融合して、ロックンロールというジャンルが生まれますが、ロックンロールの中でもR&B系ロックンロールと区別するために、フォークミュージックのカントリー系ロックンロールがロカビリーと呼ばれるようになります。
和製ロックの原点はロカビリーから来ていますが、当時日本で普及した際にロックンロールもロカビリーもティーンポップも同一のものとして紹介されたり、ロック音楽をロカビリーとして売り出していたりした背景があり、日本では多くの人が同一のものとして認識していました。
ロカビリーはロックンロールやティーンポップと同じであるという誤解を多くの方がしていますが、この違いを理解できるようになると初心者から脱する一歩を踏むことができるでしょう。ロカビリーはヒーカップ唱法、マンブリング唱法、ホンキートンク唱法、ウッドベースによるスラップ奏法が特徴としています。
ヒーカップ唱法とはしゃっくりのように語尾をしゃくり上げるように高音で歌う唱法、マンブリング唱法とはもごもごと口ごもるような唱法、ホンキートンク唱法とは鼻歌を混ぜながら歌う唱法、スラップ奏法とはウッドベースの弦を指盤に当てて引っ張るように叩いて打楽器のような音を鳴らす奏法のことです。
ロカビリーはこれらの唱法や奏法の起源とされており、ロカビリーの音楽に触れると一度に様々な音楽を学ぶことができるようになります。カントリーの要素も入っているため、大衆音楽に触れる機会にもなり、さらに音楽の世界を広げることができます。横浜のギター教室では個人レッスンで、こういった音楽の雑学や歴史も学んでいきましょう。