ボリュームとトーンついて
エレキギターにはボリュームとトーンを調節するつまみがついています。ボリュームは音量、トーンは音の明るさをコントロールします。
今回はこのボリュームとトーンについて、ストラトライプ、レスポールタイプに分けてご説明します。これからギター教室に通ってエレキギターレッスンやエレキベースレッスンを受けたい方の参考になれば幸いです。
ストラトタイプのボリュームとトーンについて
ストラトライプとは、Fender社製のエレキギターを模して造られたギターです。ストラトタイプにはつまみが3つありますが、どれも手元に近い位置についているので、演奏中でも簡単に操作することができます。
ボリュームを調節するつまみは1つしかないので、これを回せばボリュームが自由に調節できます。あとの2つのつまみは、フロントピックアップ用のトーンとセンターピックアップ用のトーンです。ピックアップとはボディについている四角い黒や白のパーツで、弦の振動を拾うマイクの役割を担っています。
フロントピックアップのトーンは甘くて太い音、センターピックアップのトーンは歯切れのよいと音を拾うためのものです。初心者の方は最初ボリュームもトーンも全開にして弾いてみてください。そして、つまみを少しずつ調節しながら音の変化を感じてみると良いでしょう。
レスポールタイプのボリュームとトーンについて
レスポールタイプとは、Gibson社製のエレキギターを模して造られたギターです。レスポールタイプにはつまみが4つあります。それらは、リアピックアップ用のボリューム、トーンのつまみ、フロントピックアップ用のボリュームとトーンのつまみです。
下についているのがリア用、上についているのがフロント用のつまみとなります。リアピックアップのつまみがあるのが、ストラトタイプと違う点ですね。リアピックアップは硬い音や細い音を拾い、フロントピックアップは太くてパワーのある音を拾います。
レスポールタイプではピックアップ別にボリューム調整ができるので、どちらかのピックアップをゼロにしておくことで音をつけたり消したりする、スイッチング奏法が可能になります。こちらも、最初はすべてのつまみを全開にして弾いてみてから、いろいろいじって調節してみてください。
ストラトタイプはピックアップにシングルコイルを採用しているため、高音域に特徴がある繊細なサウンドを楽しめます。
一方レスポールタイプはハムバッカーを採用しているため、低音域に特徴がある重厚な音を楽しむことができます。初めてギターを買う時はどちらが良いのか悩むところですが、こればかりは好みによります。実際に両方試してみて、自分の好みに合ったものを選ぶようにしてください。