カポタストを使ったギターアンサンブル
ギターを始めたばかりの人だけでなく、ギター奏法のバリエーションを広げたい人にとってカポタストは便利なアイテムの1つです。今回はカポタストを使ったギターアンサンブルに関する基礎知識をご紹介していきます。楽器だけでなく周辺アイテムの知識も蓄え、音楽の幅を広げていきましょう。
カポタスト、通称カポは、ギターネックに挟んで固定することで簡単に音のキーを変えることができるアイテムです。多くの楽器は得意とする音階があり、ギターもそれと同様に弾きやすい音階とそうでないものがあります。
そのため、ギターアンサンブルなどで異なる音階を得意とする楽器と合わせる場合は改めてチューニングが必要になりますが、その度に行うとなると時間も手間もかかってしまいます。簡単にキーを変えることができればすぐに周りの音に合わせることができますし、自分にとっても弾きやすいキーで演奏をすることができます。
ギター初心者の場合、1本の指で複数の弦を押さえるセーハコード、もしくはバレーコードのテクニックは始めにやってくる難関の1つで、多くの人が挫折しがちなポイントです。
しかしここでカポを利用することで、簡単なオープンコードで演奏ができるようになるため、比較的簡単に楽しみながら上達していくことができます。
アコースティックギター以外のギターやベースに対応したカポもあるため、ギター教室などでエレキギターレッスンやエレキベースレッスンを始めたばかりという人などもモチベーション維持につながるおすすめのアイテムです。
カポタストにも様々な種類がありますが、最もポピュラーなものがクリップタイプのものです。その他にも比較的低価格なゴムで止めるタイプやネジで固定するもの、ワンタッチで着けやすさ重視のものなどが出ています。
キーが変わるということで気になるのがチューニングをするタイミングですが、もともとチューニングされていたギターであっても、弦を挟むことでチューニングが狂ってしまうことがあるため、カポを着けた後に改めてチューニングをして確認をするようにしましょう。
カポタストを使用することで、複雑なチューニングを使用した曲でも簡単に音を合わせることができるため、気軽に演奏をすることが可能です。
たまにカポタストに頼りすぎるとギターの上達を妨げる原因となると言われる場合もありますが、初めから難しいテクニックに挑戦して挫折してしまうよりは、楽しみながら少しずつステップアップしていくこともおすすめの上達方法の1つです。ぜひご自身にとって使いやすいカポを選んで試してみてください。