アンプ紹介「JC85」
突然ですが皆さんは「JC85」をご存じでしょうか?ローランドのアンプと言えばJC120が有名ですが、JC85はJC90の元となった型と言われており、中古ショップやオークションに出品されるとすぐに売り切れてしまうことから、「レア中のレア」と言われています。今回は、そんな「JC85」についてお話ししたいと思います。
JC85とは?
はじめに、JC85の基礎知識をおさらいしておきましょう。JC85は1996年に発売されたイタリア製のアンプです。JC120よりもコンパクトで、着脱可能なキャスターがついているため、持ち運びも簡単です。
アンプのサイズや形はJC90 とほぼ同じですが、JC90よりも強くゆがむサウンドが特徴で、ジャズ、ブルース、ポップス、ロックなど幅広い音楽ジャンルで愛されているアンプです。
ステレオセンド・ステレオリターンの機能を使って、ヘッドアンプのスピーカーとして使うミュージシャンもいます。サイズは幅 597 mm 、深さ 260 mm 、高さ 506 mm で重量は 19.0 kgです。
JC85の魅力
JC85は、ステレオコーラスエフェクト用に2つの独立した10インチ(25CM)スピーカーを搭載している80W出力のアンプで、ステージ上での使用にもピッタリのパワーと重厚感のあるコーラス効果を備えています。また、フットスイッチを使ったリバーブ・ディストーションのオンとオフが可能です。
リバーブとは「残響」という意味ですが、スプリング3 本方式のスプリング・リバーブ・ユニットが搭載されていて、クリアーな残響効果が期待でき、ライブでも威力を最大限に発揮してくれます。
ディストーションとは回路の限界値を超える出力を加えて出る歪んだ音のことですが、ディストーションによって生まれる厚みのある音、これもJC85の魅力の一つと言えるでしょう。私が講師を務めている横浜のギター教室でも、JC85に興味がある方はとても多くいらっしゃいます。
レアな一品
初めにもご紹介した通りJC85は現在はあまり市場に出回っておらずとてもレアな一品であるため、かなり人気が高く中古ショップやオークションに出されると、あっという間に売り切れてしまうようです。横浜のギター教室でも、どこで買えるのか、いくらで買えるのかなどがよく話題になります。
しかし、レアな一品というだけでなく、コンパクトながらもライブでの使用も可能という優れものでもあります。そしてJC85は、ジャンルを問わずどんな音楽とも相性が良いアンプであるということは間違いありません。
様々なギターアンプでレッスンを
横浜のギター教室「GUITARの東大」では、JC85をはじめ、ビンテージを含めた様々なギターアンプを使ってレッスンを行っています。全て無料で使うことができますので、ギターアンプ選びの参考にしてください。
「GUITARの東大」では、年中無休で無料体験レッスンを開催していますので、ぜひお気軽にお申込みください。