リズムの知識9


リズムの知識9

 

音楽にはさまざまなリズムがありますが、今回取り上げるリズムはワルツです。ワルツとはどのようなリズムなのか、その歴史、使われている音楽ジャンルについて説明していきたいと思います。

 

ワルツとは

ワルツとは、3拍子の舞曲です。日本語では「円舞曲」と訳されるように、円を描くようにゆっくりとしたテンポでダンスフロアを踊るための音楽リズムです。

男女カップルが手を取り合って社交ダンスをイメージすると分かりやすいでしょう。英語で「Waltz」(ウォールツ)、ドイツ語で「Walzer」(ヴァルツァー)、フランス語では「Valse」(ヴァルス)で、「回転する」「回る」という意味があります。

これらの語を日本ではカタカナ語として、「ワルツ」としています。古代ヨーロッパの著名な音楽家たちはワルツのリズムを取り入れ、さまざまな楽曲を制作しています。

これまで特に意識せずに耳にしていた楽曲たちも、実はワルツが取り入れられていたりするのです。

 

ワルツの歴史

ワルツは13世紀ごろに生まれました。そのころヨーロッパ諸国では「weller」(ヴェラー)というダンスが流行していました。それがワルツの起源と言われています。

このダンスは農民を中心に人気でしたが、貴族など上流階級の人たちがワルツを踊ることは法律で禁じられていました。

なぜなら、このダンスは男女が体をぴったりと寄せ合って踊るものなので、不潔、挑発的、などと非難する人がいたからです。

それでも農民たちはワルツを踊り続け、16世紀には都市部でも踊られ、さらに上品に変化し、王宮でも踊られるようになり人気になりました。

そして現在のワルツと言われるものになったのです。ワルツはやはり社交ダンスで使われているイメージが強いかもしれませんが、オペラ、合唱曲からジャズやロック、ポップ、民族音楽まで幅広い音楽ジャンルでも使われていて、リズムの基本の一つと言えます。
 
これまで、ワルツは単に三拍子という認識だった方も多いのではないでしょうか。しかし、ワルツは非常に長い歴史があり、興味深いものです。

リズムの起源や歴史を知ることで、さらに深みのある演奏ができるようになることでしょう。

現代のジャズやロック、ポップ音楽にもワルツのリズムが取り入れられている楽曲は多数あるので、これを機に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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