ベンドテクニック(チョーキング)
ギターを演奏する上でのテクニックには様々な種類があり、私が教えている横浜のギター教室でも初心者のうちから多くのテクニックを練習していきます。
今回はそんな中でもギターらしさの非常にあるテクニックである、ベンドテクニックについてご紹介していきます。初心者でも弾けるようになりたいと憧れる方が多いテクニックでもありますので、ぜひチェックしてみてください。
ベンドテクニックとは
ベンドテクニックとは日本ではチョーキングとも呼ばれるテクニックです。ギターの弦を押し上げたり引き下げたりして音程を上げることによって、音程を大きく変化させて印象的な音を出す方法です。
魅せる演奏が出来ますのでギター演奏においては欠かせないものではありますが、ただ音程を上げれば良いというものではなく的確に音程を合わせなければいけないという難しさもあります。
アコースティックギターではあまり使用されませんが、エレクトリックギターでは多用されますので、きちんと身につけておかないと演奏することが出来ない曲が増えてしまいます。
私の教えている横浜のギター教室でも、エレクトリックギターを練習されている方には最重要事項としてお教えしています。TAB譜ではCやChoなどで表示されます。
実際に上げる音程は1音分で、フレットでいうと2フレット分です。人差し指から小指までどの指でもする場合がありますが、多くの場合には薬指を使用して行います。指の力だけではうまく上がらないので、腕をひねるようにして力を加える感覚で行うことが重要です。
ベンドテクニックの種類
ベンドテクニックと一口に言っても、様々な種類があります。まず基本的なものとしては1音チョーキングで、これは1音分音を持ち上げるチョーキングです。次に1音半チョーキングというものがあり、これはギターのフレット3つ分である1音半音を持ち上げるものです。
TAB譜では1H.C.と表記されます。その他にも半音分のみ音を上げる半音チョーキングやブルースで良く使用される1音の1/4分音を持ち上げるクォーターチョーキング、2本の弦を同時に持ち上げるダブルチョーキングなどがあります。
上手く演奏するコツ
ベンドテクニックがどのようなものであるのかということがわかっても、上手く演奏するのはなかなか難しいものです。
上手く演奏するコツとしては、指の力だけで無理に弦を上げるのではないということです。手の自然な動きを利用して押し上げるように意識することがとても重要です。もちろん使用するのは指なのですが、指先で下から持ち上げるようにすると余分な力が加わってしまいます。
そうではなく、指の付け根辺りをネックに押し付け、それを支えとして手全体を使用して上に押し上げていくようにします。イメージとしてはドアノブを回すようなイメージで行うと、上手くいきやすいです。感覚を掴むまでしっかりと練習をしましょう。