スケールの知識1 ~7音階(ヘプタトニックスケール)~
1オクターブ内12音の中から7つ音を選び、音階に並べたものを「ヘプタトニックスケール」と呼びます。つまり、7音階であるメジャースケールは代表的なヘプタトニックスケールということになります。
仮に1オクターブ内12音の中から3音階を作れば「トライトニックスケール」、4音階を作れば「テトラトニックスケール」、5音階を作れば「ペンタトニックスケール」、6音階を作れば「ヘクサトニックスケール」、8音階を作れば「オクタトニックスケール」ということになります。
今回はたくさんあるヘプタトニックスケールの中から、最も代表的なメジャースケールについて説明したいと思います。
メジャースケールについて
メジャースケールは、全7音で構成されており、ルートから全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音のインターバルで音が並んでいる音階です。
ルートとは主音、つまり基準となる音のことです。ルートを主音に全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音で並ぶ音階がメジャースケールの定義であり、明るい調子であることから「メジャー」になります。
調子が明るくなる要素は、ルートとルートに対して特定の音の距離感(インターバル)によって決定づけられます。
インターバル:R M2 M3 P4 P5 M6 M7
インターバルは、ある音とある音との間の距離がどのくらいなのかを数値化して表したものです。上記のインターバルはルート(R)に対してのインターバルを距離感が短い順に並べています。
つまり、数字が大きくなればなるほど、ルートからの距離が離れているということになります。
インターバルの読み方はルート(R)から順に
M2:メジャーセカンド(長2度)
M3:メジャーサード(長3度)
P4:パーフェクトフォース(完全4度)
P5:パーフェクトフィフス(完全5度)
M6:メジャーシックス(長6度)
M7:メジャーセブン(長7度)
以下、全12キーのメジャースケールです。ご参考下さい。
Cメジャースケール:C D E F G A B
Gメジャースケール:G A B C D F# G
Dメジャースケール:D E F# G A B C#
Aメジャースケール:A B C# D E F# G#
Eメジャースケール:E F# G# A B C# D#
Bメジャースケール:B C# D# E F# G# A#
Fメジャースケール:F G A Bb C D E
Bbメジャースケール:Bb C D Eb F G A
Ebメジャースケール:Eb F G Ab Bb C D
Abメジャースケール:Ab Bb C Db Eb F G
Dbメジャースケール:Db Eb F Gb Ab Bb C
Gbメジャースケール:Gb Ab Bb Cb Db Eb F