エフェクター紹介「Boss CS-3」
今回ご紹介するのは、エフェクターの中でも伸びのよいサステインが人気となっているBOSS(ボス)の「CS-3」。横浜のギター教室でもおすすめのエフェクターなどに関しての質問を受けることが多くありますが、まずは、そもそもエフェクターとはどんなものかなどについても、合わせて確認していきましょう。どんなエフェクターを買うべきか迷っているギタープレイヤーだけではなく、まだギターを始めてまもない初心者さんも必見です。
エフェクターってなに?その特徴や歴史
今やすっかりエレキギター弾きにとってなくてはならない存在となっているエフェクター。初めてのエフェクター選びはプロとして活躍するミュージシャンでも戸惑うことが多いと言われていることを知っていますか?自分の好みと合うエフェクターを探すことも大切ですが、その前にまずクリアしておきたいのが、エフェクターについての根本的な理解です。
エレキギターのサウンドは、アコースティックギターとはまったく異なるもの。エレキギターの特徴とも言える電気信号や機材を利用して音質の変化を楽しむことを目的として1960年代に登場したのが、エフェクターという機材です。
エフェクターブランドとして有名なBOSS(ボス)からは、1977年の世界初のペダル型「OD-1」が生まれました。横浜のギター教室でもいろいろと見たことがある方もいるかもしれませんが、エフェクターにはいろいろな種類があり、現在、エフェクターの代表的なカテゴリーとなっているのは、「プリエフェクト」と「ポストエフェクト」の2種類。プリエフェクトには、人気の歪み系・コンプレッサー・イコライザー・フィルター系、ポストエフェクトには、モジュレーション系・ピッチ系・残響系などの種類があります。
エフェクターを並べて使う場合は、フィルター系・ コンプ系(ダイナミクス系)・ 歪み系・ モジュレーション系 ・ピッチ系 ・ 残響系の順に並べると違和感なく使えると言われています。横浜のギター教室やショップなどでも、いろいろなエフェクターを試してみましょう。
エフェクター「Boss CS-3」とは?
エフェクターを手掛けるメーカーの中でも、世界中で人気の有名メーカーのひとつに数えられるBOSS(ボス)。BOSS株式会社は、1973年の設立以来、ギター用・ベース用のエフェクターを中心に開発してきました。2018年のローランドとの合併を経て、現在は、ローランド傘下のメーカーとなっています。
そんなBOSSの「CS-3」は、「コンプレッサー」と呼ばれる種類にあたるエフェクター。ギター教室で習い始めたばかりの初心者の方には効果が分かりにくいと感じることがあるかもしれませんが、伸びやかなサステインや粒の揃った音作りができるのが何よりの魅力。
また、良質なトーン・コントロールやアタック・コントロール機能により、個性豊かな幅広いサウンドを表現できるのが強みです。さらに、実は「CS-3」は、ギターだけではなくベースにも使える優れもの。
使い方にはちょっとしたコツがいることもあり、始めのうちは戸惑ってしまうケースもあるかもしれませんが、LEVEL・TONE・ATTACK・SUSTAINの4つのコントロールを細かく調整することができるため、一度慣れると抜群にコントロールがしやすいところも人気となっています。
「Boss CS-3」の使用感やおすすめのセッティング
エフェクターは、ギター教室で習い始めたばかりの初心者でなくても、自分に合ったものを選ぶのが難しい機材のひとつ。また、使い始めはよく良さがわからなかったり適切なコントロールの仕方がわからなかったりというところも、初心者には難しいかもしれません。BOSSのエフェクター「CS-3」をとくにおすすめしたいのは、カッティングの音の粒が気になる方、ミスやピッキングの荒さをおさえたい方、ロングサステインの音切れを解消したい方など。使い始めていくと自分好みのいろいろなセッティングと出会えるかと思いますが、まずは、人気のセッティングを覚えておくと安心です。
例えば、「CS-3」のノイズが少ないという特徴を生かして、歪み系エフェクターにつないでチューブアンプのように使うのがおすすめのセッティングのひとつ。この場合は、ATTACKを低く設定することを忘れないようにしましょう。
さらに、ソロ演奏の際などにブースターのように使うのもおすすめの方法。LEVELを3時、ATTACKは低め、SUSTAINは好みに設定するといい感じの音に仕上がります。
ロングサステイン効果を最大限に発揮したい時はSUSTAINを高めに設定するのがおすすめですが、歪み系エフェクターと併用する場合はノイズが増えてしまう点が懸念材料となる場合も。バンド演奏などでは気にならないかもしれませんが、念のために注意をしておくとよいかもしれません。
現在は、エレキギターの音づくりに欠かせない存在となっているエフェクターですが、たくさんの種類が登場している今だからこそ、自分好みのものを見つけにくいという少し難しい面もあります。
横浜のギター教室でもエフェクター探しの相談に乗っていますので、ぜひ、今回ご紹介したエフェクターの超有名メーカーとも言えるBOSSの「CS-3」をはじめとした、いろいろなエフェクターに触れて、好みの音表現や使い心地を実感できるものを選んでいきましょう。「CS-3」は、初心者から上級者まで幅広いレベルのプレイヤーにおすすめ。ぜひ一度、「CS-3」を通した音を体験してみてくださいね。