Fender '64 Deluxe Reverb
横浜のギター教室で使用しているギターアンプ「Fender '64 Deluxe Reverb」の特徴とトーンの魅力を解説します。世界中のギタープレイヤーから愛される、フェンダーならではの甘さと力強さを兼ね備えたクリーントーンや幅広いジャンルへの対応力が特徴です。
Fender '64 Deluxe Reverbの特徴と魅力
今回は、横浜のギター教室にあるアンプの1つ、ヴィンテージアンプとして人気の高い「Fender '64 Deluxe Reverb」の紹介です。
Fender '64 Deluxe Reverbは、Fender Hot Rod Deluxe同様に世界中のギタープレイヤーから愛用されているギターアンプであり、現在市場になかなか出回らないヴィンテージアンプの1つです。
FenderのDeluxe Reverbシリーズは、通称「デラリバ」と呼ばれるフェンダー・ブラックフェイス期のコンボアンプです。約20Wという適度な出力による音量と音圧感が扱いやすいことから、ロック、ジャズ、カントリー、ブルース、フュージョン等々、広いジャンルで活躍でき、世界中のコンサートツアーやレコーディングで使用されているギターアンプです。
Fender '64 Deluxe Reverbはオールチューブ、オールハンドワイヤードのAB763回路を搭載。1つ1つ手作業で製作されるこのアンプは、プリント基板では得られない特別な音色が得られます、クリーン~クランチトーンの切れ味の良さと、甘く広がるクリーントーンが特徴的であるとともに、手頃な出力からボリュームをフルアップにしやすく、オールチューブ(真空管)がもたらすファットなオーバードライブと、これぞ「フェンダートーン」と言える数々の音色が得られます。
’64ならではの「Bright」チャンネルは、クリスタルのような澄んだサウンドで、高音域の綺麗な音色が得られます。オールチューブ、オールハンドワイヤードならではの音の柔らかさもあり、弾き手の心情をくみ取ってくれるように強弱をより鮮明に表現してくれます。
ヴィンテージの魅力を引き継いだFender '64 Custom Deluxe Reverbとは
Fenderでは現在は、「'64 Custom Dekuxe Reverb」と呼ばれる、オリジナルを様々なエフェクターに合うように修正して設計されたモデルが販売されています。当時のアストロンキャパシタを模範した20 Wのピュアビンテージ・ブルートーンキャパシタ、軽量でありながら高いレゾナンス性を誇るソリッドパインキャピネットに12インチのJensen C12Qセラミックスピーカーを搭載しています。そして、これまでBrightチャンネルでのみ使用可能だったリバーブやトレモロが、フットスイッチで切り替えることでNormalチャンネルでも使用できるようになるなど、より多様なニーズに応えられるモデルになっています。