エフェクターの知識を学ぼう1(コンパクトエフェクターの種類)
初心者からエレキギターレッスンやエレキベースレッスンをギター教室で受けていくうちに、音の変化を楽しみながら演奏してみたいと感じる人も多いのではないでしょうか。
もちろんクリーントーンで綺麗な音を鳴らすのは基本的な練習として必須ではありますが、それに加えて憧れのミュージシャンが弾いている音を表現してみたり、歪みのあるかっこいいサウンドを実際に鳴らしてみたりすることでモチベーションもアップします。今回は、よりギターの演奏を楽しむためのエフェクターに関する基礎知識と代表的なコンパクトエフェクターの種類をご紹介します。
そもそもエフェクターとは、エレキギターとアンプの間に接続することでギターから出力された音がエフェクターを通して電気的に変換される装置です。エフェクターは大きく2つの種類に分けることができ、それぞれマルチエフェクターとコンパクトエフェクターがあります。
マルチエフェクターは、1台の機材に複数の音色効果を出すことができる機能を搭載したもので、様々な音を同時に試したいと言う人にはおすすめのタイプです。
そしてコンパクトエフェクターは基本的には1台の機材に1種類の音色効果を出す機能を搭載しており、名前の通りコンパクトで扱いやすいというだけでなく、音質が良いと言うメリットがあります。
1つの音色で物足りないと感じる場合には、いくつかのコンパクトエフェクターを使用することでオリジナルの音色を作り出すことも可能です。
コンパクトエフェクターの種類にも様々なものがあり、音色の効果によって分類されますが、代表的なものでは「歪み系」、「ダイナミクス系」、「モジュレーション系」、「空間系」、「フィルター系」、「ピッチシフト系」に分類することができます。そして更にそれぞれの系統の中で種類が細分化されていきます。
歪み系では、オーバードライブ、ディストーション、ファズなどが有名なエフェクターとして知られており、特にオーバードライブは王道とも言えるモデルなので、初心者からベテランまで、1台持って入れば間違いないエフェクターの1つです。
その他ダイナミクス系ではコンプレッサー、モジュレーション系ではコーラス、フランジャー、空間系ではディレイ、リバーブなどとその系統によって多くの種類や特徴があるので、気になる音色に関して調べてみるだけでなく、実際に楽器店などで試奏してみてから好みのものを選ぶのがおすすめです。
エフェクターにはかなりの種類があり、それぞれの音色効果を組み合わせることで無限に音作りをすることができます。
ギターを始めたばかりの人はその選択肢の多さに圧倒されてしまうかもしれませんが、まずは基本的なエフェクターや好みの音色、好きなアーティストが愛用しているエフェクターなどを実際に使ってみるのがおすすめです。
そして慣れてきたらオリジナルの音色の研究をするべく色々なエフェクターを組み合わせることで、ますます演奏の幅を広げていくことができるでしょう。