ミュートテクニック1
ミュートとは、無音、または音を消すことを意味すると考える方もいらっしゃるでしょう。今回はギターテクニックの一つである「ブリッジミュート」についてご説明します。
ブリッジミュートとは一体どういうものなのか、どのように行うのかをお伝えします。また、どのような音の変化が出来るのかも理解しましょう。
ブリッジミュート
ブリッジミュートとは、ドライブやディストーションを使い歪ませたサウンドで、2~3本の弦でのパワーコードを演奏する際によく使われる、ミュートを絡めたピッキングをすることです。
たったこれだけでロック感が強く出て、さらにクールなサウンドや体に響くような低音を出すことができるようになります。現代ロックではほとんどのミュージシャンがこのテクニックを使っています。
用途として、ギターソロやメロディーの後ろでコードを刻むバッキングパートが、音を伸ばすピッキングではなく、歯切れのよく音を刻むときに使うことが多いですね。
ロックスタイルの中でも重低音を重視するアーティストになると、弦を太くする、チューニングを低く設定する、といった方法を使いミュート時に、より重い音を出すギタリストもいます。
ブリッジミュートのやり方
ブリッジミュートのやり方、練習法をご説明します。まず、ギターの弦が出ている根本付近(ブリッジ)に小指の下の手のひらの部分、つまり、小指と手首の間をギターの弦に軽く当てて押さえながら、ピッキングをします。これがブリッジミュートと呼ばれる理由です。
強く当てすぎても音がうまく出なくなるので、最初はブリッジと弦のちょうど重なっているところからにしましょう。慣れてきたら、少しずつブリッジに当てている手をギターのネック方面にずらしていき、どこに手を当てたら、どんな音になるのか試してください。
ピックを持つ手で押さえながらピッキングをするために、少々弾きづらいと感じるかもしれません。そんな時は手首をスナップするようにピッキングをすると音も歯切れよくなり弾きやすくなります。
色々な要素によって音が変化
ピッキングの仕方、ブリッジの押さえる場所、アンプの設定状態、ギターの種類、トーンやボリューム、いろいろな要素によってブリッジミュートの音がかなり変わってきます。
どんな音を出したいかは、自分のリスペクトするギタリストがどんな機材を使って、どんな風に弾いているか、真似をしてみるのが一番の近道かもしれません。
ブリッジミュートは、今やギターを演奏するうえでは絶対不可欠な奏法です。基礎的な動作ではありますが、しっかり基礎ができていないと、うまく演奏できるようになりたくてもできないことがたくさんあります。効果的な練習法がわからないという方は、ぜひ横浜のギター教室に遊びに来てください。
しっかりとレクチャーしていきます。横浜に住んでいる方もそうでない方もギター教室に興味のある方は歓迎です。