ギター上達法!その23(脱初心者~16)色々なジャンルを聴いてみよう3
ギターを上達させるためには、自分が好きなジャンルだけにとどまらず、幅広いジャンルの音楽スタイルを知り、そのテクニックを身に付けることです。
今回は、ファンクの知識、テクニックを説明いたします。ファンクの技術は現代のポピュラー音楽の基礎技術の一つとしても浸透していますのでしっかりマスターしましょう。
ファンクを聴いてみよう
ファンクってどんな音楽なのかわからない、という方も多いでしょう。しかし、聞いてみると「知っている!」と答える方がほとんどです。
普段はあまりファンクを聞かないという方も多いですが、ノリがよく、陽気に踊りたくなってしまう音楽です。黒人がアフロで踊っているようなイメージを持っている方も多いでしょう。
強いビートと長いグルーブが特徴的です。中毒性があるため、聞き始めるとハマってしまいます。ジャズファンクやファンクロックを演奏するバンドも多く、人気があります。
もしかすると、ファンクをやりたくてギターを始めたという方は多くはないかもしれません。しかし、ギターをやっていくうちに、ファンクのノリの大切さを知り、練習を始める方は多いです。
ファンクの歴史は古いです。1960年代後半から、ブラックミュージックの系譜で、ソウルミュージックの後に出てきました。
R&Bとジャズを融合したファンクは、その後流行したディスコ音楽への橋渡しのような存在とも言えます。1965年に発表されたレコードにおいて、ファンクが確立されたと言われています。
R&Bからメロディーを除き、リズムに重点を置いた16ビートの音楽がファンクとなりました。これが徐々にアメリカ全土へと広がり、世界中で愛される音楽ジャンルの一つとなったのです。
ファンクは、現代のヒップホップ、ハウス、テクノなどの基盤ともなっています。様々なジャンルの音楽の基本なので、ファンクを弾けるギタリストは幅広い音楽に対応出来るということになります。
ファンクは良く知らなかったという方もいるかもしれません。しかし、現代の幅広い音楽の基礎とも言える、非常に歴史ある大事な音楽です。
特にギターにおいては、カッティングやミュートテクニックなどの演奏技術、他の楽器と合わせるリズム感など、ギターを弾く上で重要な要素がたくさん詰まっているので是非経験しておきたいジャンルです。
これらを身に付け、習得することで様々なジャンルに対応ができ、味のある演奏ができるギタリストになれます。ぜひテクニックを身に付けて、ギターを上達させましょう。