ギター上達法!その20(脱初心者~13)シングルノートにダイナミクス
自分の演奏スキルを今よりもっとアップしたいと思っている方も多いことでしょう。
今回は、ギターを始めて間もない初心者の方向けに、楽譜の記号や練習方法などについてご紹介します。楽譜が読めない、練習方法が良くわからないという方は、ぜひお読みください。
p(ピアノ)f(フォルテ)の2種類を身に付けよう
ギター演奏の際に意識しておきたいのが強弱です。単調に弾くよりも強弱を意識していくことで、より深みのある表現力が身に付きます。
この強弱のことを「ダイナミクス」と呼びます。ダイナミクスでまず覚えておきたいのがp(ピアノ)とf(フォルテ)です。前者は「弱く」という意味で、後者は「強く」という意味です。
また、pの前にmをつけるとメゾピアノ=「やや弱く」、fの前にmをつけるとメゾフォルテ=「やや強く」という意味になります。
さらにpが2つでピアニシモ=「非常に弱く」、fが2つ続くとフォルティシモ=「非常に強く」を表します。これらの強弱はギターの場合はピックで表現します。
ピックの角度や位置、強さによって強弱を出していくというわけです。楽譜と演奏を見比べて、どの程度がpなのか、あるいはfなのか確認しておくと良いでしょう。
練習方法
ギターの上達のためには、地道な練習が欠かせません。そこでおすすめなのが、小節ごとにシングルノートカッティングで練習する方法です。
小節とは、楽譜が読みすいように区切られたものを指します。また、シングルノートカッティングとは通常の演奏と違い、単音だけをカッティングする方法です。
演奏するときは腕全体で弾くのではなく、手首のスナップを使って演奏するイメージです。p1小節、f1小節をまずは演奏してみてください。
早く上達したいからと、コードを覚え、いくつもの音を同時に出せるように練習することは決して間違いではありませんが、シングルノートカッティングをコツコツ続けることで、単音に自信が持てるようになります。まずはしっかりと練習を積み重ねましょう。
遠回りのように見えて、実はシンプルな練習を地道に続けることが、上達への近道だと言えます。そして、楽しく弾くことも上達には欠かせません。
何ごとも楽しくなければ続きませんよね。ギターもコツコツ、楽しく練習して上達していきましょう。