ギター上達法!その18(脱初心者~12) コードにダイナミクス
ダイナミクスの第二弾、コードにダイナミクスをつけて演奏する場合についてお話したいと思います。
前回のおさらいですが、ダイナミクスとは「音量の強弱」です。
効果的なダイナミクスによって、楽曲や演奏を表現の幅を広げることができます。
まずはp(ピアノ)f(フォルテ)の2種類を身に付けましょう。
=ピアノ 弱く
=フォルテ 強く
今回はパワーコードの演奏にダイナミクスを付けてみましょう。音はドライブサウンドに設定し、ピッキングはダウンピッキングのみ、ブリッジミュートテクニックを使用します。
まずはドライブサウンドの特徴を知りましょう。ドライブサウンドは下記のような特徴があるため、クリーントーンに比べてダイナミクスを付けるのは難しくなります。
【ピッキングの強さを1~5で弾いた場合】
クリーントーン:
1,2,3,4,5→ピッキングの強さと音量は比例
ドライブサウンド:
1,2→ピッキングの強さと音量は比例
3,4,5→音量はさほど変わらない(音色やドライブレベルが変化する)
ピッキングでのダイナミクスコントロールについて、クリーントーンは5段階のダイナミクスコントロールが可能であることに対し、ドライブサウンドの可能なダイナミクスコントロールは3段階ということになります。
以上の観点からもドライブサウンドにはピッキングによるダイナミクスコントロール以外に、ブリッジミュートなどのテクニックでダイナミクスコントロールするすべを身に付けておくのが良いでしょう。
それではブリッジミュートを使ってパワーコード演奏にダイナミクスを付けてみましょう。
ブリッジミュート(p=ピアノ):1 2 4 5 6 8
通常ピッキング(f=フォルテ):③ ⑦
【練習パターン1】
1 2 ③ 4 5 6 ⑦ 8 |1 2 ③ 4 5 6 ⑦ 8| ・・・・・・
【練習パターン2】
1 2 ③ 4 5 ⑥ 7 8 |1 2 ③ 4 5 ⑥ 7 8| ・・・・・・