ギター上達法!その12(脱初心者~10) ストローク技術向上
今回はストロークについて、初歩の段階で見落としがちな2種類のストローク練習法を紹介したいと思います。
初歩の段階では、その時に練習している内容が今後のあなた自身の癖(基礎)として身に付きます。故にこの段階で身に付ける癖は、今後覚えていく応用技術が身に付きやすくするための、正しい癖として身に付けていきましょう。
ストロークは単純な動作であるものの、ハーモニーを出すことだけが役割ではなく、リズム楽器としての役割をもつ重要な技術なのです。
効率の良い練習をするために、どんなストロークが上手なストロークなのかを理解し、今の自分と何が違うのかを検証し練習に入りましょう。
・ストローク練習法1 「力加減のコントロール」
ピックで弦を弾くときの力の強さ、力加減をコントロールするテクニックは、ストロークする上で重要な要素になります。
ストロークがぎこちなくなってしまう理由の一つとして、弾く手の力の入れ方が強すぎることや、ピックを強く握りすぎていることが考えられます。
力を入れすぎるとストロークの安定性が下がりますので、力を抜いてリラックスした状態をストロークする上での基礎としましょう。
練習:
ステップ1
ストローク時ではコード進行の流れ的に自然とアクセントを付けてしまいたくなることがありますが、常に同じダイナミクス(強弱)を一切付けずにストロークをしてみましょう。
ステップ2
常に均一な音量でストロークができるようになったら、1拍目と3拍目にアクセントを付けてみましょう。
※アクセントの付け方
初歩の段階ではストロークする腕の振りを変えてしまうと、リズムがずれる原因になりますので、ピックを握る強さのコントロールのみでアクセントを付けてみましょう。
・ストローク練習法2 「ピックと弦の角度」
弦を弾く際の音色や音質は、ピックを当てる角度によって変わります。ピックを当てる角度をコントロールする技術自体は応用技術ですので、まずはピックと弦がストローク時に水平に当たっているかを確認しましょう。
ピックと弦が水平に当たっていない場合は下記を確認して修正しましょう。
・ピックの持ち方に角度が付いていないか?
・ストローク時の腕の振り方に角度が付いていないか?
以上、2種類のストローク練習法を紹介しましたがいかがでしょうか?
独学では見落としがちになってしまいそうな要素かと思います。この2種類の要素がしっかり身に付けば、今後の上達スピードが一段と変わりますので、根気よく練習してみて下さい。