ギター上達法!その4(脱初心者~2)
ある程度基本ができるようになると、「もっとうまくなりたい!」と思うのは当然のことですよね。ここでは、バッキング、アルペジオをマスターした方向けに、カッティング奏法のコツについてお話ししたいと思います。
カッティング奏法のコツや、うまくできないときに見直したいポイントもご紹介していきますので、ぜひお読みください。
カッティング奏法とは
最初に、カッティング奏法とはどのようなものかをお話しします。カッティング奏法とは簡単に言ってしまうと、音を短く切る演奏法です。
弦を軽く押さえて音が出ないようにするブラッシング音や、ピックを弦にあてずに空振りする休符を組み合わせて音を切ることで、リズミカルで歯切れのよい演奏をすることができます。
カッティング奏法はギター特有の奏法で、リードギターに近い華やかさが魅力です。私が講師を務めている横浜のギター教室でも、個人レッスンのときに練習している方が多くいらっしゃいます。
カッティング奏法のコツ
カッティング奏法では弦をミュートするときと押さえているときのメリハリが大切になりますので、弾かない弦は、左手の指の腹でしっかりと押さえてミュートするようにしてください。
こうすることで、余計な音が出たり、音がバラけてしまったりするのを避けることができます。また、右手は鳴らしたい弦だけをストロークするようにしましょう。ピッキングするときは力をこめるのではなく、手首の力を抜いて振り抜くことを意識してください。
初心者の方は、パワフルなピッキングをした方が切れの良い音が出ると思いがちではないでしょうか。しかし、逆に力を抜く方がエッジの効いた切れの良い音が出ますので、ぜひ試してみてください。
上手くできない時は
カッティング奏法は、出したい音以外の音を完全にミュートしなくてはならないため、少し難易度が高い奏法です。私が講師を務める横浜のギター教室の生徒さんを見ていても、うまくできないとお悩みの生徒さんがいらっしゃいます。その中で多いのが、弾いているうちにピックがずれていってしまうというお悩みです。
初心者の方はどうしても全身に力が入りやすいので、弦にあたった振動でピックがずれやすくなります。この場合は、ピックに力が入りすぎていないか、斜めから振り下ろしていないか、弦に対する角度が斜めすぎないかを確認してみてください。
また、ピックが弦に引っかかってしまうというお悩みの方もいらっしゃいます。これは、アップピッキングとダウンピッキングのピックの角度が同じであることが原因です。
手首に力が入っていたり手首をやわらかく使っていなかったりする場合に起こりやすいので、手首の力を抜いてしなやかに使うことを意識すると良いでしょう。横浜のギター教室でも個人レッスンを行っていますので、興味のある方は一度お問い合わせください。