コードの演奏時に自分だけテンポが速くなってしまう(走ってしまう)
ギターやベースの練習をしていると、だんだんと苦手な部分が見えてきます。周りの人に指摘されて気づく自分の弱点もあるでしょう。
今回は、コードの演奏時に自分だけテンポが速くなってしまう方の改善方法についてご説明します。特にバンドなどで他の楽器を合わせるためにも、弱点を克服していきましょう。
テンポが速くなってしまうという弱点がある方は多いです。エレキギターレッスンやエレキベースレッスンを長年受けていて、テクニックのある方でも、この悩みがある方はいます。
日本人はリズム感がないとよく言われており、リズムやテンポを一定に保ち続けるのが難しいのです。しかし、どんなときにテンポが速くなってしまうのかは人それぞれ異なります。
そこで、まずは自分がどの状況で走ってしまうのかを分析しましょう。自分の演奏をメトロノームと合わせて録音し、どこで走ってしまうのか確認します。
それがわかれば、メトロノームを使ってリズムやテンポを意識しながら練習していきましょう。
原因①:アップピッキング時にストロークが速くなる
初心者の方は、アップピッキングのときにピックが引っかかってしまい、上手く弾けないことがあります。この改善方法としては、ピックを軽く握ることとストロークを強くすることがポイントです。
そして、ストロークを強くすることを意識するあまりに、指先に力が入りすぎてしまうと、速くなってしまうのです。
このような弱点がある場合、もう一度ピックを軽く握るというところから意識をしていきましょう。軽く握ることで、スムーズにピックを動かすことができます。
そして、自然と流れる速さに任せることに集中すれば、力んでしまったり、焦って走ってしまうということを防ぐことができます。
原因②:苦手なコードに移る前のストロークが速くなる
やはり人それぞれ自分が苦手なコードがあるでしょう。そして、演奏が苦手なコードに近づいてくると、間違えないようにしようと焦るあまりに、その前のストロークが速くなってしまう方も多いのです。
一度、自分の演奏を録音して聞いてみると、自分が苦手なコードの前に焦っているのがわかるはずです。この改善方法としては、苦手なコードの前でも焦らないことです。
しかし、根本的な問題である苦手なコードをなくしていくことが最善の策です。
楽器演奏が上手な人でも、リズムやテンポを合わせるのに苦労している方は多いです。
しかし、いくらテクニックがあってもテンポが速くなってしまって、ズレが出てしまうと聞き心地が悪くなってしまいます。一通り曲が弾けるようになったら、テンポも意識して演奏できるように努めましょう。